rTMS療法

治療イメージ

rTMS療法とは?

「うつの症状が軽減しない」
「薬の副作用に悩まされている」
そんな方におすすめの、新しい治療法です。

rTMS療法とは、うつ病などに対して、脳内の神経細胞を活性化する治療法で、薬を使わない新しい治療法としてアメリカで開発されました。副作用が少なく、安全性が高いため、向精神薬に抵抗感がある方、うつの症状が軽減しない方、薬の副作用に悩まされている方におすすめです。厚生労働省にあたるアメリカ政府機関FDAが承認しているほか、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ(一部)でも、うつ病治療として認められています。

主な特徴

  1. 01 治療期間が短い

    標準的に4〜6週間程度が目安とされます

  2. 02 薬物を使わない

    薬物療法とはまったく異なるアプローチです

  3. 03 副作用が少ない

    リラックスした状態で治療が受けられます

  4. 04 安心安全

    麻酔などの処置がない非侵襲の治療です

対象となる症状

  • 気分の落ち込み
  • 不安
  • 不眠
  • 意欲低下
  • 倦怠感
  • 集中力低下
  • 原因不明の身体症状(腹痛・頭痛・腰痛等)

不安抑うつ症状の方に効果があるとされ、約70%に改善反応があると報告されています。カウンセリングや認知行動療法、デイケア・リワークと併用することで、よりよい効果が期待できます。また、薬物療法との併用も可能です。

rTMS療法をご希望の方へ

まずは当院にて、医師の診察を受けていただきます。
診察の結果、適応外になることもありますので、予めご理解いただくようお願いします。
適応となった場合は、完全予約制となります。

予約時間

月曜・火曜・水曜・金曜・土曜
14:30〜16:00

頻度と費用

1回約30分の治療を週3〜5回、4〜6週程度の継続が標準とされています。頻度については、患者様の状況に応じて、医師との相談のうえ決定します。

1回 8,800円(税込)※前払い制
※重篤な副作用の発生率はおよそ0.1%未満とされています。副作用として、けいれん、失神、刺激部痛、頭痛、頚部痛、不快感、耳鳴り、一時的聴力低下などの報告があります。

治療の適応

  • ペースメーカーや人工内耳(補聴器)、頭蓋内クリップ、マグネット式インプラント等の金属製医療機器が体内に埋め込まれていない方
  • てんかん、またはてんかん性発作の既往がない方
  • 重篤な身体疾患に罹患していない方
  • 妊娠中や授乳中ではない方
  • 医師が適応と認めた方

頻度の高い副作用

頭皮痛・刺激痛(30%前後)、顔面の不快感(30%前後)、頸部痛・肩こり(10%前後)、頭痛(10%未満)。
ほとんどが刺激中に限定した副作用で、刺激強度を下げたり慣れの効果によって軽減されます。刺激が終わってからも違和感が残存したり、頭痛を惹起することがあります。

rTMS療法のメカニズム

現代医学では、うつ病は「心の病気」ではなく、「脳の問題」ととらえています。脳の中でも前頭前野にある「背外側前頭前野」の機能低下がうつに関わっていることが明らかとなっています。こうしたうつ病のメカニズムに基づき、磁気刺激を与えることで脳血流を増加(活性化)させ、低下した脳の機能を元に戻していくのがrTMS療法です。

背外側前頭前野の
主な機能

  • 判断、意欲、興味をつかさどる
  • て機能が低下することでやる気がなくなる

脳血流を増加(活性化)させ、低下した脳の機能を元に戻していくのがrTMS療法です。

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