躁うつ病(双極性障害)は「躁:そう」と呼ばれる気分が非常にいい状態と悪い状態(うつ)を繰り返す病気です。
躁の状態の時は気分が高揚し、仕事や家事もバリバリこなしますが、飽きやすく1つの物事に長く集中できません。また、次第に怒りっぽくなり、周囲の人たちと軋轢が生じるようになります。
そのため、仕事や家庭に重大な損失をもたらすことが多く、躁状態と気づいた場合速やかに治療する必要があります。
躁うつ病とは
躁うつ病で現れやすい病気のサイン
- 気分の動揺が激しい
- 徹夜しても平気になる
- 急におしゃべりになる
- 何でもできる気がする、自分が特別な存在だと思うようになった
- 浪費してしまう(新車に買い替える、ブランド品を買い漁る)
- イライラするようになった、怒りっぽくなった
当院での躁うつ病治療
躁うつ病の治療はまず薬物療法が中心となります。気分安定薬と呼ばれる気分の浮き沈みをコントロールする薬を用います。効果が出るまで時間がかかることがあり、躁の状態が著しい場合は入院が必要になることもあります。
治療期間の目安
躁うつ病は治療を続けないと9割が5年以内に再発します。このため、一旦治療を始めたら根気強く続けることが大切です。自己判断で治療をやめては絶対にいけません。