発達障害は生まれ持った脳の機能異常であると言われています。社会性が障害されるため、集団生活を送る上で様々な問題が生じます。おおよそ日本人(小児)の6.5%に発達障害が存在すると言われています。発達障害は下記のように分類されます。
- ASD(自閉症スペクトラム障害)
- ADHD(注意欠陥多動性障害)
- LD(学習障害)
このうち、当院では大人のADHD治療に力を入れています。
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発達障害は生まれ持った脳の機能異常であると言われています。社会性が障害されるため、集団生活を送る上で様々な問題が生じます。おおよそ日本人(小児)の6.5%に発達障害が存在すると言われています。発達障害は下記のように分類されます。
このうち、当院では大人のADHD治療に力を入れています。
一般に小児のADHDは3歳から6歳くらいに顕在化しますが、小児と大人では症状が異なることが多いです。こどもの頃は多動性が目立ちますが、おとなになると不注意が目立つようになります。
大人のADHDでは仕事や家事の面でこうした症状が表出し、次第に周囲からの評価が下がり、本人も「自分はダメな人間だ」と自信を消失します。自己肯定感が薄れていき、うつ病やうつ状態に発展しやすくなります。ADHDの方は気分障害にかかるリスクが高いです。
ADHDは心理検査によりかなりの確率で診断が可能です。ADHDが疑わしく日常生活に影響が出ている場合は、薬物療法を導入します。効果が出るまで4~8週以上かかる場合もあり、粘り強く治療を続けることが大切です。適応力を磨くためのカウンセリングを導入する場合もあります。ご本人が生活していく上での困難を理解し、対処法を身につけることが大切になります。また、うつ病や適応障害などの他の病気にADHDが隠れている場合が少なくありません。うつ病治療をしていてもうまくいかない場合はADHDを疑ってスクリーニング検査を実施します。
「症状がなくなって自分らしく毎日を過ごせるようになった」と自覚できる期間が1~2年経過した場合は治療の終了を考慮していきます。
大人のADHDは人口の3%程度存在すると言われており、稀な病気ではありません。
「自分もそうかもしれない」と思ったら、ご相談ください。