睡眠障害

睡眠障害とは

睡眠障害とはいわゆる不眠、過眠など睡眠に問題がある状態の総称です。
睡眠という根源的な生命活動に何らかの支障が起きてうまく眠れなくなった状態を指します。

睡眠は非常に大切

睡眠はこころとからだの疲労回復に不可欠ですし、記憶を定着させたり、免疫力を回復、強化するといった役割もあるのです。睡眠をきちんと取ることは健やかな毎日を送ることに欠かせないものなのです。

絶対的な睡眠時間は問題ではありません

例え3時間しか眠れなくても生活に支障がなく、ご本人がその睡眠時間に納得できていれば問題はありません。睡眠障害、不眠症と定義されるのは「うまく眠れなくて困る」こと。生活に支障があることが重要なのです。

睡眠障害の原因

  • ストレス、からだの痒みや痛み
  • ソワソワする手足の感覚
  • 気分の落ち込みや不安感、恐怖
  • アルコールやニコチン、カフェインなどの過剰摂取

睡眠障害のサイン

不眠

  • 入眠障害…なかなか寝付けない、布団に入っても眠気がこない
  • 中途覚醒…夜中に目が覚めてその後眠れなくなる
  • 早朝覚醒…朝早く目が覚めてしまう
  • 熟眠障害…たくさん寝ているはずなのに眠った感じがしない

リズム障害

普通に寝ていても起きる時間が少しずつズレてしまう。
思った通りに起きれない、眠れない

過眠

寝ても寝ても眠い、日中についつい居眠りをしてしまう

イビキや無呼吸

就寝中に大きなイビキをかいてしまう、呼吸が止まっていることがある

寝る時の感覚異常

脚がムズムズして眠れない、火照った感じがする、脚を動かさないといられない

睡眠中の異常行動

寝ているのに手足をバタバタさせたり、大声を出したり、夢と同じ行動を取ってしまう

このように睡眠障害には様々なタイプがあります。それぞれに適した治療を行うことが大切です。

当院での睡眠障害の治療

非薬物療法
睡眠習慣の見直しが睡眠障害の治療には不可欠です。下記に示した「うまく寝るコツ」をまずは実践してみましょう。
  • リラックスして眠れる環境を作る
  • 一杯の牛乳を飲む
  • カフェインを控える
  • 寝る前にゲームやネットをしない
  • ベッドを寝ること以外に使わない
  • 眠気が出てからベッドに入る
  • 毎日同じ時間に起きる
薬物療法
睡眠障害に対しては睡眠薬が使用されるのが一般的です。ベンゾジアゼピン系と呼ばれるお薬が代表的ですが、依存性や耐性、習慣性に注意が必要です。特に、自己判断で急に薬を中止してしまうと「反跳性不眠」という状態に陥り、眠れなくなることがあります。必ず主治医と相談してください。

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