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日本精神神経学会

2018年6月27日 カテゴリー:

6月23日土曜日に神戸で開催されていた日本精神神経学会学術総会に出席してきました。

クリニックを休診しての参加でしたため、患者様にはご迷惑をお掛け致しました。申し訳ございません。

さて、今年の学会では主に成人の発達障害についてと、双極性障害(躁うつ病)II型についての講演を中心に拝聴しました。発達障害は今や一つのバブル状態で、「過剰診断」が散見されること、軽躁を伴う気分障害である双極性障害(躁うつ病)II型に関しては診断が非常に難しく、なかなかコンセンサスの得られない状況が続いていることなど、精神科診断の難しさを改めて痛感しました。

私のクリニックにも多くの発達障害の患者様が来院されています。成人のADHD(注意欠如多動性障害)の患者様が中心ですが、いわゆるグレーゾーンで診断に迷うケースも少なくありません。そもそも、発達障害はスペクトラムな個性・特性であり、ここからが病気で、ここからは正常という線引きは困難です。

「ご本人や周囲の方が困っている」「社会生活を営むことに支障がある」場合は、ご相談いただきたいと思いますが、1回の診察だけで確定診断に至る場合は多くありません。しかし、経験の蓄積と確実な医学的知識が診断の一助となることに異論はないでしょう。

これからも大いに勉学し、知見を深め、患者様にフィードバックしていく所存です。