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カテゴリ「病気について」のブログ記事

禁煙外来

2018年2月4日 カテゴリー:


本年2月より禁煙外来を開始しました。

条件はありますが、保険適用で禁煙治療が可能です。3ヶ月間で計5回の通院にかかる費用はおおよそ13,000〜20,000円程度です。ヘビースモーカー(1日20本喫煙)の方であれば2ヶ月分のタバコ代よりも安く済みます。禁煙成功率は実に8割!今までタバコをやめたくても何度も禁煙に失敗したり、禁煙が長続きしなかった方は是非利用されてみてはいかがでしょうか?

 

日本認知症学会

2017年11月27日 カテゴリー:

12月に差し掛かろうとする昨今、朝晩はかなり冷え込むようになりました。風邪など引かれぬよう皆様ご自愛ください。

さて、11月24−26日に開催された日本認知症学会に週末出席してまいりました。今年は石川県金沢市で開かれ、例年通り活況を呈していました。

今年のテーマは「認知症を診る、治す、防ぐ:地域から研究へ、研究から地域へ」という内容でした。

我が国日本は世界でも類を見ない高齢者大国です。65歳以上の年齢の方は実に3392万人、高齢化率は27%に達します。(平成28年版高齢社会白書)

このような現状の中で、高齢認知症の患者様を医療のみならず、介護・福祉、そして地域でどのようにサポートしていくかが議論されました。

また、本年3月12日から施行された改正道路交通法において、認知症のおそれのある第1分類と判定された方に対し、医師の診断が義務化されました。第1分類に振り分けられる方は全国で5万人にのぼります。この内概ね1万5千人が免許取り消しになるという推計があります。中には、運動能力が正常の方もおり、実車によるテストにより最終判断をするべきだという意見もあります。

今後どのように改正道路交通法を施行、運用していくのか、議論が求められる所です。

 

ADHDとうつ

2017年10月3日 カテゴリー:

10月に入り、肌寒く感じる日も増えてきて冬の到来を予感させますね。風邪など引かれないよう十分ご注意してください。

さて、先週末に横浜で開かれた講演会に出席してきました。岐阜県下のクリニックの先生方も大勢参加され、活況を呈していました。そこで注目された演題はADHDとうつの合併のお話しです。

ADHDの患者さんのうち、うつ病・うつ状態を発症している患者さんは実に3割に上ります。逆にうつ病の患者さんのうち、ADHDを発症している患者さんは約1割。うつ病と診断していて治療に難渋するケースではこうしたADHDなど他の疾患が合併している例があり、治療の再考をしましょうという要旨です。大変参考になりました。

ADHDの患者さんはもの忘れや不注意が多く、仕事や家庭で叱責されることも少なくありません。怒られること、注意されることが増えると自尊心が傷つけられ、自己肯定感が低下してしまいます。その影響で気分も落ち込みやすくなり、抑うつ状態を呈してしまうことになります。うつの治療だけをしていてもミスがなかなか減らず、結果期待した通りの治療効果が得られません。そこで、ADHDの治療を並行して行うことでミスを減らし、自信を取り戻すことがうつの治療にも奏功をもたらすのです。うつの患者さんが来られた時に、他の疾患の合併、特にADHDのスクリーニングを行うことがこれからの医療に求められていると感じました。

 

 

 

 

余談ですが、講演会の翌日よこはま動物園、通称ズーラシアに寄って世界3大珍獣の一つオカピーを見てきました。オカピーという名前は「おかしい」が由来ではありません(笑)「森の馬」「森の貴婦人」というような意味らしいです。実物のオカピーはとても愛らしかったですが、進化論上あの奇妙な縞模様はどういう意味があるのか、私にはさっぱりわかりませんです、、、

 

 

 

 

夏バテ対策

2017年8月10日 カテゴリー:

暑い暑い夏真っ盛りですが、皆さん夏バテしていませんか?

連日平均気温が30度を優に超える猛暑が続きます。夜間も熱帯夜で、クーラーを効かせないと汗まみれで夜中に起きてしまう、そんな寝苦しい毎日でしょう。

そうした夏の暑さに体が対応できなくなると食欲がなくなり、朝から何となく体が重く、お腹も下りがちになる、、、それがいわゆる夏バテの症状です。

夏バテは東洋医学でいう「中暑」の状態になります。そんな夏バテに有効な漢方薬があります。

補中益気湯や人参養栄湯、十全大補湯などが夏バテ対策の候補に上がるでしょう。補中益気湯は胃腸が弱い体力のない人、人参養栄湯は体力不足に加え四肢の倦怠感が特に目立つ人に効果があります。十全大補湯は代表的な補剤(足りないものを補うという意味です)で、体力不足、気力不足、倦怠感の強い方に向いています。

その他にも食欲低下には六君子湯、夏場水分の取りすぎで浮腫んだ体には柴苓湯などが良い適応です。

そうした病気になる前、「未病」の状態を治すところに漢方治療の醍醐味があります。西洋医学では対応が困難な病前の症状に東洋医学は力を発揮するのです。

 

 

パニック障害

2017年7月15日 カテゴリー:

当院には多くのパニック障害の患者様が来院されます。パニック障害は動悸、手足の震え、息苦しさ、めまいといった身体症状とともに、「死んでしまうかもしれない」と思うほどの強い不安感に襲われる病気です。こうした発作は「パニック発作」といわれ、パニック障害に特徴的な症状です。パニック発作は通常10分から15分、長くても60分以内におさまることがほとんどです。

こうした発作を何度か経験すると、経験した場所や状況を極力避ける方向に行動するようになります。人ごみや、すぐにその場から立ち去れないような場所、例えば電車の中やエレベーターの中、高速道路なども避けるようになります。そこでパニック発作になると逃げられないと恐れるからです。「広場恐怖」と呼ばれる症状です。

さらには「また発作を起こしたらどうしよう」と常に強い恐怖感・不安感を抱くようになります。「予期不安」という症状です。

この2つの症状がパニック障害では頻繁にみられます。ひどくなると外出に不安を抱き、引きこもるようになることがあり、一人で外出することを避けるようにもなります。

こうなると正常な社会生活を営むことが困難となり、多大な悪影響を及ぼします。悪くするとうつ病に発展することもあります。

こうした症状はSSRIと呼ばれる抗うつ薬や抗不安薬、暴露療法という精神療法により改善が可能です。不安感や恐怖感を和らげることにより、今まで避けていた場所やシチュエーションに対峙し、「行けることができた」という成功体験が蓄積されることにより自信が生まれ、パニック障害を克服することができるのです。

パニック障害の治療はかなりの時間を要します。紆余曲折も経験すると思いますが、必ず良くなる病気です。一人で不安を抱えず、当院に是非ご相談ください。

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