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2017年7月のブログ記事

パニック障害

2017年7月15日 カテゴリー:

当院には多くのパニック障害の患者様が来院されます。パニック障害は動悸、手足の震え、息苦しさ、めまいといった身体症状とともに、「死んでしまうかもしれない」と思うほどの強い不安感に襲われる病気です。こうした発作は「パニック発作」といわれ、パニック障害に特徴的な症状です。パニック発作は通常10分から15分、長くても60分以内におさまることがほとんどです。

こうした発作を何度か経験すると、経験した場所や状況を極力避ける方向に行動するようになります。人ごみや、すぐにその場から立ち去れないような場所、例えば電車の中やエレベーターの中、高速道路なども避けるようになります。そこでパニック発作になると逃げられないと恐れるからです。「広場恐怖」と呼ばれる症状です。

さらには「また発作を起こしたらどうしよう」と常に強い恐怖感・不安感を抱くようになります。「予期不安」という症状です。

この2つの症状がパニック障害では頻繁にみられます。ひどくなると外出に不安を抱き、引きこもるようになることがあり、一人で外出することを避けるようにもなります。

こうなると正常な社会生活を営むことが困難となり、多大な悪影響を及ぼします。悪くするとうつ病に発展することもあります。

こうした症状はSSRIと呼ばれる抗うつ薬や抗不安薬、暴露療法という精神療法により改善が可能です。不安感や恐怖感を和らげることにより、今まで避けていた場所やシチュエーションに対峙し、「行けることができた」という成功体験が蓄積されることにより自信が生まれ、パニック障害を克服することができるのです。

パニック障害の治療はかなりの時間を要します。紆余曲折も経験すると思いますが、必ず良くなる病気です。一人で不安を抱えず、当院に是非ご相談ください。

炎舞

2017年7月1日 カテゴリー:

私は絵心も絵画への関心も正直言ってあまりない(笑)タイプなのですが、大好きな絵画は数点あります。

今回その中でも日本画の巨匠と言われた「速水御舟」の作品を紹介したいと思います。

速水御舟は大正から昭和初期に活躍した画家で、40歳で亡くなっています。あまり作品を残さなかった方ですが、その多くが渋谷区広尾にある山種美術館に保管してあります。私は特に「炎舞」という作品が好きで、いつか美術館で本物を鑑賞したいと思っています。

 

炎に蛾が集まる周囲の黒がなんとも表現できない黒なんですよね。漆黒の闇が広がった様は、御舟自身も「2度と描けない」と言ったそうです。ご興味がある方は是非、一度本物をご覧ください。迫力に圧倒されるみたいですよ。